お悩み事例
HSPとは?特徴や対処法を紹介
「なんだか生きづらい」「周囲の音が気になって仕方ない」「他の人のちょっとした一言に感情が揺さぶられてしまう」という人は、もしかすると「HSP」かもしれません。HSPは生まれ持った性質のことで、HSPに該当する方は決して少なくないと言われています。生まれつきの性質とはいえ、多くの人が悩んでいるHSP。今回はHSPの特徴や対処法を紹介します。
- HSPとは?
- Depth of processing:さまざまなことを深く考える
- Overstimulation:刺激に敏感
- Empathy and emotional responsiveness:感情の反応が強く、共感性が高い
- Sensitivity to subtleties:感覚が過敏
- HSPに治療法はある?
- HSPの対処法
- HSPであることを認めて理解する
- 強くストレスを感じることはなるべく避ける
- 人を頼る
- HSPは良い面も多い!まずは理解するところから始めよう
HSPとは?
HSPは「Highly Sensitive Person」の略称で、生まれつき人よりも繊細な気質を持った人のことです。HSPは心理学者のエレイン・アーロン博士によって提唱されました。博士が発表した研究によると、世界でも数人に一人はHSPに該当するとされています。
HSPの気質を持つ人は、社会の中で生きづらさを感じ、他の人であれば重く受け取らないようなちょっとしたことで傷付いたり、不安になったりする傾向にあります。
HSPの方の特性は、大きく以下の4点が挙げられます。
Depth of processing:さまざまなことを深く考える
Overstimulation:刺激に敏感
Empathy and emotional responsiveness:感情反応が強く共感性が高い
Sensitivity to subtleties:感覚が過敏
それぞれ、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。
Depth of processing:さまざまなことを深く考える
HSPの方は、どのようなことでも深く考える特徴があります。何かを始めるにも、思慮深く行動するため、行動するまでに時間がかかってしまうこともあるでしょう。また、人の気持ちや場の空気を読むのも得意ですが、その結果、気疲れしてしまうことも多いです。
ただその一方で、一つのことを徹底的に掘り下げて調べるので、知識が豊富な人が多いです。
Overstimulation:刺激に敏感
音や光、匂い、肌触りや気候の変化など、全ての刺激に敏感なのもHSPの方の特徴の一つです。そのため、大きな音や騒音を苦手とする人が多くいます。
一般の人からすると気にならない音量や光の強さであっても、刺激に敏感な人からするとストレスに感じてしまうでしょう。
Empathy and emotional responsiveness:感情の反応が強く、共感性が高い
共感性が高いHSPの人は、周りの人からの影響を受けやすいです。人の気持ちの変化を敏感に感じ取って、その気持ちに深く共感します。映画の主人公やテレビの中の芸能人の気持ちにも共感し、心が動揺してしまうこともあるでしょう。
また、他の人の考えや気持ちを察する能力も高く、相手の顔色を伺ってしまったり相手が不快に思っていないか常に不安になってしまったりします。ネガティブなことにも敏感に反応してしまい、他の人からの些細な一言で傷つき、いつまでも記憶から消せないで辛い気持ちを抱えてしまう場合もあるでしょう。
Sensitivity to subtleties:感覚が過敏
感覚が研ぎ澄まされているHSPの人は、時計の音や冷蔵庫の音、タバコや体臭など、人が気にならないような音や匂いなどにも気が付きやすく、それがストレスになってしまいます。
また、第六感と言って良いような、ひらめきや直感が鋭いという特徴もあります。HSPの方は、さまざまな情報を蓄積していく傾向があるのですが、過去の経験や知識を元に行動をするために、他の人よりもさまざまなことに気付きやすいのです。
HSPに治療法はある?
HSPは生まれ持った気質であり、病気ではないため、治療法はありません。しかし、カウンセリングを受けたりHSPに関する本を読んだりすることで、HSPの気質とうまく付き合っていくことが大切です。HSPから来るストレスが原因でメンタルが不安定になってしまう人も少なくありません。
HSP外来を設けてカウンセリングを行っているクリニックもあるため、「自分がHSPかもしれない」と悩んでいる方やHSPの特性によって生活に支障が出ている場合は、一度医師や専門家に相談してみましょう。
HSPの対処法
「自分はHSPなのではないか?」と思っている人の中には、生きづらさを感じている人もいるでしょう。そのような場合は、クリニックに相談する以外にどのような対処をすれば良いのでしょうか。
HSPであることを認めて理解する
まずは自分がHSPであること認め、HSPがどのような気質なのかを正しく理解しましょう。HSPはネガティブなものとして捉えやすいですが、人の気持ちが分かることは強みでもあります。
またHSP特有の想像力の高さや豊富な知識を生かしてさまざまな場面で活躍することも可能です。HSPを正しく理解して、その特性をポジティブに発揮していくのが良いか、前向きに考えていきましょう。
強くストレスを感じることはなるべく避ける
自分が強いストレスを感じてしまうことや、疲れてしまいやすいことをなるべく避けるようにしましょう。
プライベートの場合、割り切って誘いを断ることで、自分自身を守ることができます。仕事などで、どうしてもやらなければいけないことの場合は、リモートワークができる仕事や自分のペースで働ける仕事に転職するのも一つの方法でしょう。
人を頼る
全ての人にHSPを理解してもらうことは難しいかもしれません。しかし、一人で抱え込まずにパートナーや家族、友人に頼ることも大切です。「理解して欲しい」と強要するのではなく、まずはHSPについて、そして自分がHSPの特性を持っており、どんなことで悩んでいるのかを話してみましょう。話すだけでも気持ちの整理がついたり自分では思いつかなかったアドバイスをもらえたりするかもしれません。
もし、周りに気軽に相談できる人がおらず、クリニックに相談する時間がない場合は、電話占いに相談するのも一つの手です。好きな場所からいつでも利用でき、さまざまなお悩みについて占ってもらうことができます。思い切って転職を考えている人、人間関係に悩んでいる人なども、電話占いで相談してみても良いでしょう。占いの結果を元にアドバイスをもらえます。
HSPは良い面も多い!まずは理解するところから始めよう
HSPは、マイナス面ばかり目に付きがちですが、感受性の豊かさや周りへの気配り、責任感の強さ、知識の豊富さなど良い面も多くあります。HSPで悩んでいる方は、まずはHSPとはどんな特性なのかを理解して、自分の強みをどうすれば活かせるのか考えてみましょう。
「どうしてもポジティブになれない……」「悩んでいることがある」という場合は、電話占いに相談してみてください。客観的な視点からあなたの悩みを解決するヒントを占ってくれます。自分自身と向き合うきっかけに電話占いを役立ててみましょう。